フランスとあかり(続編)

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    フランスとあかり(続編)
     
    ​(前回の続き)
     
    私は50歳を超えたおばさんおかみですが、私と同年代くらいのフランス人の女性
    (例えて言えば素朴で陽気な南フランス風)が一生懸命着物を見ておられました。
    ちなみにその着物は、アイボリー色の光沢のある上質の絹にバラの刺繍が施された
    素敵な着物でしたが、こちらをちらっと見て
     
    ”この着物に絵を描いたら素敵なんじゃない?”
     
    と言うジェスチャーです。私も
     
    ”本当に素敵なお着物ですね。でも少しもったいないので、しばらく着用されてから
    絵を描かれてはいかがでしょうか?”と身振り手振りで伝える・・・ すると
    ”本当ね。そうしようかしら”と言う感じで最終的に購入して下さいました。ハート
    そして ”又、着物姿をメールで送るからねっ” と言って下さいました。
    一旦お店を離れ、又2時間後に息子さんを連れてこられ、来年東京へ行くからと報告
    までして下さいました。
    人とのふれあいで心が通じ合うのは何だか楽しく嬉しい事ですね。き


     
    又、若くて可愛いフランスの女の子が、”何か安くて素敵な着物ないかな〜”という感じで
    着物を探しておられたので
    ”実は私達はネットショップをもうすぐオープンする予定で、海外版(英語)も
    あります。 なるべく買いやすい値段にしますから見てくださいね”
    と伝えると顔がぱっと輝やいて ” 絶対約束ね ” と拳を差し出してきました。
    これがヨーロッパの若者の約束の印なのかと私も拳返しをしておきました。SMILY
    ちなみにヨーロッパで売られている着物や浴衣は本当に信じられないくらい高値です。
    それでも、日本の着物は人気があるのだと実感いたしました。



     
    又、ある若い男性が腰に剣を差して通りかかったので”ボンジュール”と呼び止め
    ”かっこいいですね”と誉めたら、腰にジャラジャラとぶら下げている小瓶の中から
    小石やら魔法の砂やら取り出して、一つ一つ説明しながら自慢げに見せてくれました。
    このように、ヨーロッパの人々は日本の文化を伝えるイベントを楽しんでおられま
    した。ちゅん


     
    外国で初めて商品を売って学んだのは、言葉は通じなくても心で伝わる事もある
    のだとわかりました。
    もちろん、商品を正確に伝える事はとても大切な事ですが、いかなる状況でも
    熱意は伝わるのだと知りました。きらきら
    今後、MEDE IN JAPAN それも大きな企業ではなく小さなお店が考えるアイデアが
    海外では通用するかどうか知りたいです。 それも昔の日本人が何もないところから
    作り出した技術の結集ともいえる帯や着物を使ったハンドメイド品はどうか?など・
    まだまだやりたい事、試したいことは一杯あります。
    私達は名も無き小さなお店ですが、こんな私達を頼って就労支援を行うNPOの方々が
    お店にいらっしゃいます。
    皆さん、一生懸命努力して色んな商品を作っても売るところがないのが共通の
    悩みです。
    能力があっても社会に中々出ていけない方々が、自信を持って腕を磨き、
    日本にも世界にも通用する商品を作る事が出来れば、自立に繋がる途が
    開けるはずだと信じ、応援したいです。
    又、ブログなのに熱く語ってしまいました。
    このブログを読んで下さっている皆様、どうぞさらりと受け流して下さいませ。スマイル

               

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